なぜ脇腹の肉だけ落ちないの?頑固な「浮き輪肉」
「お腹は少し凹んできたのに、脇腹だけプヨプヨのまま…」「腕や脚は細くなったのに、脇腹の肉だけしぶとい!」そんな経験、ありませんか?実は、脇腹の脂肪が落ちにくいのには、ちゃんとした理由があるんです。
脇腹の肉が落ちにくい理由
1. 身体の脂肪燃焼メカニズム
部分痩せは基本的に不可能
残念なお知らせですが、「ここだけ痩せる」という部分痩せは、科学的には証明されていません。体脂肪は、全身からまんべんなく減っていくもの。でも、実は減る順番には法則があるんです。
脂肪がつく順番と落ちる順番は逆
一般的に、脂肪は次の順番でつきます
- お腹周り(内臓脂肪+皮下脂肪)
- 脇腹
- お尻・太もも
- 腕・顔
そして落ちる順番は、この逆。つまり、最後についた脇腹の脂肪は、最後まで残りやすいんです。
2. 脇腹は「動かさない」部位
日常生活で使われない筋肉
歩く、階段を上る、物を持つ…日常動作では、脇腹の筋肉(腹斜筋)をほとんど使いません。使われない筋肉の周りは血流が悪く、代謝が低くくなり脂肪が燃焼しにくい。
つまり、意識的に動かさない限り、脇腹はずっと「省エネモード」のままなんです。
3. 姿勢の悪さが脂肪を定着させる
猫背・反り腰の影響
デスクワークやスマホ使用で、多くの人が姿勢を崩しています。
- 猫背 → 体が丸まり、脇腹が縮こまった状態
- 反り腰 → お腹が前に出て、脇腹に負担
この状態が続くと、脇腹の筋肉が弱り、脂肪がつきやすく落ちにくい体になってしまいます。
4. 内臓脂肪と皮下脂肪のダブルパンチ
2種類の脂肪が混在
脇腹周りには、2種類の脂肪が存在します
内臓脂肪
内臓の周りにつく、比較的落ちやすい、健康リスクが高い
皮下脂肪
皮膚の下につく、落ちにくい、しぶとい特に女性につきやすい
内臓脂肪が先に減るので、「お腹は凹んだけど、脇腹のつまめる肉は残る」という現象が起こるんです。
5. 女性ホルモンの影響
女性は特に脇腹に脂肪がつきやすい
女性ホルモン(エストロゲン)は、妊娠・出産のために脂肪を蓄えようとします。その貯蔵場所が、お腹周りや脇腹。
生理的に、女性は男性より体脂肪率が高い(健康な範囲でも)、下半身・お腹周りに脂肪がつきやすい、脂肪が落ちにくい
6. 年齢による基礎代謝の低下
30代から急激に代謝が落ちる
年齢とともに基礎代謝は低下します
- 20代:基礎代謝のピーク
- 30代:徐々に低下し始める
- 40代以降:筋肉量が減り、脂肪がつきやすく
若い頃と同じ食事量でも、消費カロリーが減っているので、脂肪として蓄積されやすくなります。特に、動かない部位である脇腹に集中してしまうんです。
7. ストレスとコルチゾール
ストレスホルモンが脂肪を蓄える
慢性的なストレスは、「コルチゾール」というホルモンを分泌させます。このホルモンは、食欲を増加させ、特にお腹周りに脂肪を蓄えやすくします。

脇腹の脂肪を落とす効果的な方法
全身の体脂肪を減らす
結局はカロリー収支が基本
部分痩せはできないので、まずは全身の脂肪を減らすことが最優先。
- 消費カロリー > 摂取カロリー の状態を作る
- 急激な減量ではなく、月1〜2kg程度の緩やかなペース
- バランスの良い食事(タンパク質・野菜中心)
地道ですが、これが最も確実な方法です。
有酸素運動で脂肪燃焼
20分以上の有酸素運動
週3〜4回、30分以上続けることで、全身の脂肪が徐々に減っていきます。
筋肉を意識的に使う
脇腹の脂肪が最後まで残るなら、ストレッチなどで、その部分の筋肉を活性化させることで、代謝を上げましょう。お腹が気になるからといってお腹周りだけを鍛えても効果は薄いです。
全体的な代謝をあげてあげるためにもお腹に繋がる大きな筋肉、お尻や足、背中も鍛えてあげましょう。
毎日5〜10分でも、継続することが大切です。
姿勢を改善する
正しい姿勢で代謝アップ
正しい姿勢を保つだけで、脇腹の筋肉が自然と使われるようになります。
睡眠の質を上げる
ホルモンバランスを整える
睡眠不足は
- 食欲を増加させるホルモン(グレリン)を増やす
- 満腹感を得るホルモン(レプチン)を減らす
- コルチゾール(ストレスホルモン)を増やす
7〜8時間の質の良い睡眠は、脂肪燃焼に不可欠です。
ストレス管理
コルチゾールを抑える
深呼吸や瞑想、趣味の時間を作る、適度な運動、笑う時間を増やす
ストレスを完全になくすことはできませんが、上手に付き合う方法を見つけることが大切です。スと継続が鍵です。

現実的な期間とマインドセット
どのくらいで効果が出る?
個人差はありますが、最低でも3〜6ヶ月は継続する覚悟が必要です。
焦らない、比較しない
SNSで「2週間で脇腹が消えた!」なんて投稿を見ても、気にしないでください。
大切なのは他人と比較しないで3ヶ月前の自分と比較すること。
数字(体重・体脂肪率)より見た目の変化を重視して完璧を求めすぎないでください。
習慣化が全て
1週間で効果を出そうとするのではなく、「これなら一生続けられる」習慣を作ることが最も重要です。
- 激しい運動より、毎日の軽い運動
- 厳しい食事制限より、バランスの良い食生活
- 短期の目標より、長期のライフスタイル改善
最後に:脇腹は最後の砦
脇腹の脂肪が落ちにくいのは、あなたの努力不足だけではないです。
でも、自分で改善できることはたくさんあります。
セルフケアは繋がっていくので、意味のなさそうなことも意味のあるものになっていきます。
自分にはできると信じて焦らず、地道に、自分のペースで続けていきましょう。
今日から始める小さな一歩が、半年後の「あれ?脇腹、スッキリしてる!」という嬉しい変化につながりますよ。


