PMS
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PMSしんどいのはあなたが弱いからじゃない。ホルモンのまやかしです。

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「また今月もイライラしてしまった」「なんで私ってこんなに弱いんだろう」「他の人はもっと上手くやってるのに」…そんな風に自分を責めていませんか?

ちょっと待って。

PMSでしんどい思いをしているのは、あなたが弱いからでも、性格が悪いからでも、努力が足りないからでもありません。これは完全に「ホルモンのまやかし」です。

ホルモンという名の化学物質に振り回されているだけ

PMSの正体を暴く

月経前の2週間、あなたの体内では壮大な化学反応が起こっています。エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンが、まるでシーソーのように上がったり下がったりしているのです。

エストロゲンの変動

  • 月経後:低い状態からスタート
  • 排卵前:急激に上昇(気分が良い時期)
  • 排卵後:急降下(ここからが地獄の始まり)

プロゲステロンの変動

  • 排卵後:急激に上昇
  • 月経前:急降下(ダブルパンチ)

この「ホルモンのまやかし」によって、あなたの脳内では以下のことが起こっています:

脳内で起こっているリアルな変化

セロトニン(幸せホルモン)の減少

  • 普段の50-70%まで低下
  • うつ病患者レベルの数値になることも
  • 「理由もなく悲しい」のは当然の反応

GABA(リラックス物質)の機能低下

  • 不安や緊張を和らげる物質が働かない
  • 常に「戦闘モード」状態
  • 些細なことでも「脅威」として感じる

コルチゾール(ストレスホルモン)の増加

  • 慢性的なストレス状態
  • 疲労感や集中力の低下
  • 「頑張れない」のは脳の正常な反応

「普通」の感覚が狂わされている

あなたの感じ方は正常です

PMSの時期、あなたは以下のようなことを感じるかもしれません:

  • すべてが大変に感じる:いつもなら簡単にできることが山のように重く感じる
  • 他人の言葉が刺さる:普段なら気にならない一言が心に突き刺さる
  • 自分が嫌いになる:「なんで私ってこんなダメなんだろう」と思う
  • 将来が不安になる:何もかもが上手くいかない気がする
  • 自己険悪:自分がダメだと責めてしまう

これ、全部ホルモンのせいです。

あなたの感受性が豊かなわけでも、精神的に弱いわけでもありません。化学物質の変動により、脳の「感情フィルター」が一時的に狂わされているだけです。

数字で見るホルモンのまやかし

月経前の脳内変化(科学的データ)

  • セロトニン:30-50%減少
  • GABA受容体感受性:25%低下
  • コルチゾール:40%増加
  • 血糖値変動:平常時の1.5-2倍

これらの数値を見れば分かるように、PMSの時期のあなたは「通常運転」ではありません。体が勝手に「緊急事態モード」に入っているのです。

社会に洗脳されている「女性は感情的」という嘘

歴史的な偏見を疑え

長い間、女性の感情の変化は「性格の問題」「精神的な弱さ」として片付けられてきました。しかし、これは完全に間違いです。

1950年代まで:PMSという概念すら存在しなかった 1970年代:ようやく医学的に認知され始める 現在:ホルモンによる脳機能の変化として科学的に証明済み

つまり、「女性は感情的」というのは、医学的な理解が不足していた時代の偏見に過ぎません。

男性だって同じ状況なら同じ反応をする

もし男性のテストステロンが月に1回、急激に50%減少したらどうなるでしょうか?間違いなく以下のような症状が現れます:

  • 深刻な気分の落ち込み
  • 強い不安感
  • 集中力の著しい低下
  • 疲労感とやる気の消失

つまり、これは「性別の問題」ではなく「ホルモンの問題」なのです。

PMSを「言い訳」にしていいんです

自分を守るために使いましょう

「PMSを言い訳にしちゃダメ」なんて思う必要はありません。風邪をひいたら休むように、PMSの時期は自分を労わる権利があります。

使っていい「言い訳」

  • 「今日はPMSなので、重要な判断は延期します」
  • 「今週は体調が悪いので、無理はしません」
  • 「ホルモンバランスが不安定なので、いつもより慎重に対応します」

これらは「言い訳」ではなく、「適切な自己管理」です。

周囲の理解を求める権利

PMSについて正しい知識を持たない人からの無理解な言葉に傷つく必要はありません。

よくある無理解な言葉とその真実

  • 「気持ちの問題でしょ」→ 脳内化学物質の変動です
  • 「みんな我慢してるよ」→ 症状の程度は個人差があります
  • 「甘えじゃない?」→ 医学的に証明された身体的変化です

ホルモンに勝つための戦略

1. 敵を知る:症状の記録

ホルモンの変動パターンを知ることで、「まやかし」に惑わされにくくなります。

記録するポイント

  • 気分の変化(1-10点で評価)
  • 身体症状(頭痛、むくみ、眠気など)
  • 食欲の変化
  • 睡眠の質

2. 先回りして対策する

「今月もまた…」ではなく、「今月はこう対処する」に切り替えましょう。

事前準備リスト

  • 重要な会議や決断は別の時期にスケジュール
  • 家族や同僚に「今週は体調管理週間」と伝える
  • 自分を甘やかすアイテムを準備(お気に入りの入浴剤、美味しいお茶など)
  • 簡単な食事や手抜き家事の準備

3. 化学の力を借りる

時には科学的なサポートを受けることも重要です。

自然な方法

  • ビタミンB6、マグネシウムのサプリメント
  • ハーブティー(チェストベリー、ラズベリーリーフ)
  • アロマテラピー(ラベンダー、ゼラニウム)

医学的サポート

  • 低用量ピル(ホルモン変動を穏やかにする)
  • 漢方薬(体質改善)
  • 必要に応じて抗うつ薬や抗不安薬

最後に:あなたは十分頑張っています

PMSと戦っているあなたは、毎月「化学物質の嵐」の中を生き抜いています。それだけでものすごく大変なことです。

自分に言ってあげてください

  • 「今月もよく頑張った」
  • 「ホルモンに負けずに生活できている」
  • 「私は十分強い」

PMSの症状を感じたら、それは「弱さ」のサインではありません。それは「あなたの体が正常に機能している証拠」です。

ホルモンという名の化学物質に振り回されているだけ。あなたの本当の価値や能力とは何の関係もありません。

だから、もう自分を責めるのはやめましょう。

あなたはホルモンのまやかしに立ち向かっている、とても強い人なのですから。


女性のミカタ
ABOUT ME
RITA
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セルフケアおたく
38歳|セルフケアおたく
▶︎セルフケアは裏切らない!
▶︎美容医療に頼らずキレイをつくる
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フェイス/ボディ/インナー/マインドケア
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